絵本の紹介(もりのなか)
表紙に色を少し使っているだけで、カラフルな絵本とは真逆の白黒
どこか幻想的な雰囲気のある絵本
もりのなか
作:マリー・ホール・エッツ
少年が紙の帽子をかぶり、ラッパを持って森へ散歩に出かけた
するとライオンが昼寝をしている
少年のラッパを聞いたライオンは目を覚ましこう言った
「 どこへいくんだい?ちゃんと髪をとかしたらついて行っていいかい?」
ライオンと散歩していると2匹のゾウが水浴びをしている
…そうしていくつもの動物に会い、みんな引き連れて森の散歩
ひと休みしたらみんなで森の中で隠れん坊
少年が鬼になり、もういいかいと目を開けるとそこには動物たちがおらず、お父さんが立っていた
お父さんは少年が心配で探しに来ていた
「いったい誰としゃべっていたんだい?」
「動物たちだよ。みんな隠れているの」
「でも、もう遅いから帰らなくちゃ。きっと、また今度まで待っててくれるよ」
「 さようならぁ。みんな待っててね、また今度散歩にきたらさがすからね」
この絵本を好きにさせてくれた理由は最後のお父さんの言葉
「きっと、また今度まで待っててくれるよ」
すごい。少年の夢を壊さない言葉。
自分が親になったとき、このような言葉が言えるか。難しいだろうね。
このお父さんの言葉がわたしの胸に突き刺さりました。