絵本の紹介(あずきとぎ)
この作者の名前を見たときは「え???」と思ったが、読み終わると「さすが」と感服した。
あずきとぎ
夏休みの間は田舎で暮らすんだ。何にもないや
と男の子が田舎のおじいちゃんの家に遊びに来た。
むし。くさ。いし。はな。とり。き。はやし。もり。やま。
かわ。
…しょきしょきしょき
男の子は家に帰り川で聞いた変な音の話をした。
おじいちゃん、川で変な音がしたんだ「しょきしょきしょき」って
ああそれはあずきとぎだ
あずきとぎって?
おばけだよ。あずきを洗う音をさせるんだ
どうして?
さあねえ。音がすると滑ってふちに落ちるそうだよ
おばけなんていないさ。気をつければ平気さ
男の子は次の日川へ遊びに行きました
すごい。魚がいっぱい。すごいすごい
…しょきしょきしょき
さてどうなったでしょうか?
わたしは最後まで読み、背筋がゾっとした。