梅(ウメ)
サクラの季節が来たのだが、ひとつ紹介し忘れていた花がある。
「ウメ」だ
ウメには観賞中心の花ウメと果実を利用する実ウメの2種類がある
鑑賞中心のウメも鮮やかな淡いピンクと濃淡の赤が混じり合いとても魅力的な花になっている。
果実を利用する、というのはみなさんお分かりでしょう。梅干しなど身近な存在だ。
民間療法としては梅干しを額に貼れば頭痛が治るという。
そう、ウメには鎮痛作用がある。さらに抗菌作用もある。
青梅をいぶして乾燥させてできる生薬を「烏梅」という。
これを煎じて飲むことにより各種の痛みを抑えることができる。
また、果汁を煮詰めて作った「梅肉エキス」はコレラや赤痢などの抗菌作用を示す。
いや、そのように手間暇かけずにコンビニ、スーパーで買うことのできる梅酒にも一定の効果がある。
それは、咳を鎮めたり扁桃炎、咽喉炎、急性腸炎など効果を示す。
わたしが幼い頃、よく梅干しの種を噛んで、中のふにゃふにゃの粒を食べていました。それは仁という。みなさんもそれを食べた経験あるでしょうか?
その仁は便秘に効果がある。お通じに悩んでいる方はお試しあれ。
というように、ウメは観て良い食べて良い香ってよい。とても万能な花である。
そのウメの花言葉は
「上品」
「忍耐」
「独立」
「高潔」
サクラも素晴らしい花であるが、ウメはそれ以上に身近に存在する素晴らしい花ということを知ってほしい。