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花粉のアレルギー薬と鼻炎薬の違い

花粉アレルギーの薬(有名な商品はアレグラ)と、鼻水を止める薬(有名な商品はパブロン鼻炎錠)。同じような薬に見えるのだがこの2種類何が違うだろうか?

 

 

違いを説明するために、次に出る物事をイメージしてください。

  

ガス管が漏れて火が噴出している状況です。

 

 

まずは、鼻水を止める薬


鼻水を止める薬といわれるカテゴリーを服用すると
これは、火が噴出しているガス管に直接水をかけると同じ事です。
燃えている火に水をかけると一旦は火が収まります。
しかし、ガスは漏れ続けているため一定時間経過すると火が再び燃えあがります。

これが、鼻水を止める薬の特徴です。
症状はすぐ収まりますが、根本改善には至ってないためまたぶり返します。そのため原則一日3回服用というものが多いです。
そして、比較的眠気が出ることが多いです。


一方、花粉症アレルギーを止める薬かどうか?

 

こちらは、火が噴出しているガス管に直接火をかけることはしません。
ガス管の元栓をゆっくり閉めることをします。
ゆっくり閉めることにより、噴出している火が徐々に収まっていきます。

これが、花粉症アレルギーを止める薬の特徴です。
症状の即効性は比較的緩やかですが、アレルギー自体の反応を鎮めるため徐々に症状が治まってきます。こちらは一日1,2回の服用が多いです。

そして、眠気が出ることが少ないです。

 

眠気が出るということは一体どういうことなのか?

 

眠気を引き起こす抗ヒスタミン

ヒスタミン薬の人脳内H1受容体占拠率。
いわゆる眠気の大きさなのですが100%が眠気が最高とします。
前者「鼻水を止める薬」有名な商品はパブロン鼻炎錠

このカテゴリの受容体占拠率は


約70~80%


後者「花粉症アレルギーを止める薬」有名な商品はアレグラFX

このカテゴリの受容体占拠率は

 

10%以下


同じようにみえる薬だがこのような違いがある。
素早く効いてほしい、眠気が少ないほうがいい、寝ると苦しく無く眠りたい、長く効いてほしい。など用途に合わせて選択するのがおすすめ