ナルシズム(ギリシャ神話)
わたしは花が好きである。特に黄色と緑のコントラストがとても好きである。
今日は新しく購入した、冬になると市場にまわる「スイセン」について書こう。
スイセン
美少年のナルキッソスはたくさんの女性に言い寄られていた。しかし誰に対しても見向きもしなかった。
とくに森の精に激しく恋をされたが、ナルキッソスは池に映る自分の姿に見とれるばかりであった。森の精は傷つき悲しみにくれ、森の奥の洞窟の中でやせ細っていった。
女神ネメシスは森の精を哀れに思い、ナルキッソスが池に映った姿に見とれているところで一本のスイセンの花に変えた。
「うぬぼれ、自己愛、ナルシズム」
スイセンには毒がありアサツキやニラと間違えて食べられ、中毒になった例がある。そう、美少年は食べることはできない。
余談だが
ナルキッソスに拒否された森の精の名は「エコー」という。
エコーは今では自分に呼びかけるものに答える声、すなわちやまびことなり生き続けている。